白山釈迦岳(2,053.2m) 

期日:2002420(日曜日)
参加者:KH(CL)・HT(SL・記録)・OS

コースタイム:

赤坂総合庁舎(4:00) == 市ノ瀬(7:007:20) -- 尾根取り付き(9:00) -- 白山釈迦岳(12:2013:00) -- 市ノ瀬(16:20) == 赤坂総合庁舎(19:30)

地形図: 2.5万図 加賀市ノ瀬 登山口付近はここから 山頂付近はここから

記録:

 土曜日は夜勤明けで、昼間十分に睡眠をとっておけばいいものを、グズグズしていて、さらに目覚ましのセット(午前3:00にセット)を、午前と午後とに間違え、愛猫に顔を舐められて起こされたのが午前3:40。速攻で用意して、赤坂総合庁舎には10分の遅刻。北陸道を福井北インターで降り、昨今恐竜の化石発掘で有名な手取川本流脇の市ノ瀬駐車場に7:00着。

 ここから白山釈迦岳までは、標高差1,200mの登りである。ここ数日暖かい日が続いたせいか、雪が少ない。手取川を渡す橋の手前ゲ−トより、スキ−をザックにつけ林道を歩き始める。標高990mからは、林道の端に残る雪上を、シ―ルを付けスキ−を滑らせる。ロックシェルタ―を潜り抜け、雪壁をトラバ−スぎみに下り、湯の谷の橋に降り立つ。そこから林道を10分ぐらい行った所に、夏道の道標があった。夏道どうしに行き、標高1,250mよりシ−ル登高。1,350mから上は、林間の広いブナ林である。きっと東北の山は、このような様相だろうと話し合う。この時点で時間は、10時40分。

 頂上までは、まだ高度差で700mもある。ここから、かなりのハイペ―スで登る。釈迦岳の前衛峰を右手に見るころより、斜度はさらにきつくなる。斜度の急な所は階段登高で登るが、ぼくのスキ−はリタ−ンスプリングがあまり利かず、テ―ルが持ち上がらずに苦労する。めずらしく、OS・KH両氏もつらそうである。内心、安心した心持ちとなる。前衛峰と釈迦岳のコルへの最後の登りを、はの字登高でやり過ごし、雪壁のコルに立つ。そこより釈迦岳へは、10分程で着いた。時間は12時20分。

 頂上より東には、白山本峰。南には赤兎に大長山が展望でき、久しぶりに満足のいく思いがする。良いコ−スをセッティングしてくれた、KH氏に感謝の思いである。13時に滑降開始。雪質は良い。この爽快感は、山スキ−ならではである。上部はアルペン的であり、中間部は林間の広いブナ林の中を滑り降りる。途中先頭を行くKH氏が、何かを収穫している。純白のサルノコシカケである。僕は、上のほうにあるでかいものを採ってくれと、OS氏にわがままを言う。それぞれいい土産ができた。コ―スを左寄りにとり、登りにとった尾根取り付きより上部の林道に出る。林道の雪が所々でなくなっているので、スキ−の脱着を数回繰り返し、別当出合への林道分岐点まで、時には岩混じりの雪面を、時には落ち葉混じり雪面上を滑る。市ノ瀬駐車場には、16時20分着。9時間で、高度差1,200mを往復した。高度差ばかりではなく、距離もかなり長かったので、久しぶりのハ−ドコ−ス。が、心地よい疲労感に浸りながら、家路に着く。     

記録:HT