岐阜県庁3:00→各務原IC3:10→白鳥西IC.北陸道「油阪峠」4:00→上小池P5::30/5:50→六本桧8:00→三ノ峰避難小屋10:20→三ノ峰山頂10:40/11:10→別山平12:15/12:30→三ノ峰山頂13:20→三ノ峰避難小屋13:35→六本桧15:05→上小池P16:20/16:50→和泉村「平成の湯」17:30/18:15→北陸道「油阪峠」.白鳥西IC.18:55→各務原IC20:30→王将→岐阜県庁22:00
今年の夏は、冷房無用の日が続く。冷夏をいう季語だそうで「みどりの冬」のごとく、早朝、肌寒い中、寝坊しないかと心配しながらも、ちょっと睡眠不足を感じながらの二人は、集合時間10分前にほっとしながら到着すると、もう、Tご夫妻が先着されており、恐縮しながら荷物を積み替え、すみやかにTさんの運転で出発。各務原から白鳥西IC、料金所の係員さんが「こんばんは」と挨拶されるくらい真夜中。そのまま、北陸道「油坂峠」で降り、九頭竜湖を過ぎ勝原スキー場を左に見ながら、「鳩ヶ湯」の道標が見あたらず10分ぐらいのロスをするが、戻り返しヘアピンカーブを曲がり、舗装された長く細い車道をくねくねと上小池駐車場に到着。すでに数台駐車している。
駐車場には、きれいなトイレが完備。予定通りスタート。刈込池への遊歩道を下っていく。左手に水場を過ぎたら、老木ながら風格のある大きな栗の木があり、立て札には「幹回り5.7m、樹高19m、樹齢320年」とある。刈込池へ行く自然探勝路の橋を右に見て、打波川に架かる橋を渡り、左の砂防工事道路をいくと、まもなく、まだ、昨夜も崩れ落ちたと思われる土砂崩れ現場の、ぐちゃぐちゃの斜面でウオーミングアップ。今年もTご夫妻は「揖斐川マラソン」に参加される。今日は、その為のトレーニングというだけあって鍛えられそうです。リーダーは、短パンで意気込みが違います。私は、もう、ズボンも汚れて途中リタイアしないかと不安でいっぱい。藪好きのメンバーは、泥んこの楽しさを味わい来た道を戻り返し、二つ目の橋を渡ると「三の峰登山口」。取り付きの丸木階段を登ると急勾配のつらい登りを強いられる。杉林と雑木の中、沢音をききながら15分も歩くと「山越家屋敷跡」。ベンチが置かれてある。
そこから右手に登山届けポストを見ながら、しばらくは緩やかな登りだがブナ林にさしかかると急登になる。風もなく湿度も高く、汗びっしょりで辛い登りになる。まだか、まだかと思っていると杉峠からの道と合流している「六本桧」に着く。二回目の休憩をとって頂く。 ここからは、尾根歩きになる。ところどころ豪雪のせいか崩壊し、修復された跡がある。が、慎重に歩く。ダケカンバ林の整備された道を、厳しくアップダウンする。「剣ガ岩」ビューポイントにでる。「白山南山陵線解説版」が設置され山名と主なお花が記されている。残念ながら、ガスがかかって展望が悪い。ここからは樹木のない急坂が始まるが、お花はちょっと遅いかなというものの、色とりどりの高山植物で癒される。ハクサンフーロ、マツムシソウ、カライトソウ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、ウスユキソウなど満開。
標高をぐんと上げると、「三ノ峰避難小屋」に到着。小屋南の小高い地点が、「打波の頭」標高2095m地点。女性陣は、汗だくでトイレも行かず、とにかく座り込む。すると、登りはじめに一緒にウォーミングアップした一人の若い男性が、三ノ峰山頂まで行かれての再会「もう、10分もすると山頂ですよ!」と教えて頂く。現金な私達は、さっそく立ち上がり緩やかな稜線を北へ進むと山頂。別山はガスで見えない。記念写真を撮って頂く。待ちに待ったランチタイム。「冷たいビールが美味しい!」...............。
突然、、IさんとYさんが登って見える。メンバー全員、お互いに驚愕する。とても賑やかなミィーテングの結果、励まし上手のリーダーの勧めで、女性陣はザックをデポして、メンバー6人は別山平に向かう。三の峰から急斜面をしばらく下る。登山道が荒れていて、道がなくなっている箇所もある。ニッコウキスゲの乱舞を楽しみながら、稜線歩きに戻ると広々とした高原状の「別山平」標高2210mに到着。もう、「感激!」の一言。しばらくすると、薄日が差してきて、一瞬ですが別山のガスが切れ「御手洗池」に逆さ別山が映ったのです。歓迎してくれたのです。再度、感激した私達は、またまた記念写真。登山者は福井県の方が多く、別山までいかれ池の畔で休憩をされて見えた方に、「ここから別山までは、登り30分で、下り20分ですよ!」と勧められるがタイムリミット。体力も下りのことを考えると限界。
帰路は往路を戻るのですが、Yさんが膝を痛めて見えるとのことで、私達は先に出発。STさんの靴のソールが剥がれ、とても痛々しいのですが、そんなことは、微塵も感じさせないほどの歩きとスピードで、何人も抜いていかれるのに敬服。いつもの私は下りも遅れをとってしまうのですが、今日は軽快な園子さんに着いて行けたことに、とても感激です。駐車場に到着したときは、足がつり疲労困憊の極に達した。ストレッチをして温泉に入ったら、とても楽になる。
理想的なTご夫妻のお誘いを受け、とても楽しく、上手に励まして頂き行程時間10時間30分も歩き続けたこと、帰りは「お盆」のせいなのか郡上大和から美濃まで渋滞に遭遇するも、往復運転をして頂いたリーダーに感謝するとともに、先導のSTさん、草臥れそうな私を優しく見守って頂いたTSちゃんに感謝します。