鍋倉山(1,288.8m)信越国境

  域:信越国境、関田山脈

  間:2006218

  的:豊富な雪、ブナの巨木に親しみたい

メンバー:HT(CL)、ST

コースタイム;

 HT宅(3:30)→小牧JC⇒岡谷JCT⇒更埴JC⇒豊田飯山IC(7:10)温井P(8:308:50)
     →鍋倉山頂上(11:5012:20)→温井P(14:40)

O氏より、なべくら高原森の家のコテージ1棟予約した旨のお誘いがあり、場所が雪の豊富な飯山市(信州と越後の国境)、
インターネットで調べてみると鍋倉山があり、ブナの巨木、森太郎と森姫に会えるとわかり、女房共々参加しました。

 大井さんたちは(MY、KT、奥美濃クラブのH氏)森の家周辺のスノートレッキングを楽しみ、夕方にコテージで落ち合
い、夕食は湯滝温泉の温泉パックでお湯につかり、地元の食材をふんだんに使った料理で祝杯をあげました。

 車止めの温井集落は雪の中。地形図とGPSデータで現在地と方向を確認して最初は忠実に林道沿いに歩き出す。トレー
スが田茂木池河畔にある小屋から我々が取り付く予定の尾根ではなく、さらに林道沿いに続いているようなので、ここで先行
者のトレースからはずれ新雪の斜面へと突入する。急斜面は斜に登高し、キックターンで折り返すが、女房は慣れるまで転倒
を繰り返し、なかなかついてこない。

標高800m付近のブナの巨木付近で女房を待っていると、後続する3名のテレマーカーが近づいてきたので、遠慮なくラッ
セルを交代した。彼らのトレースは頂上まで続いており、楽をさせていただいたので、お礼の言葉を述べたが、そんなことは意
に介さずという風で、好感の持てる若者たちであった。

 森太郎と森姫は樹齢400年のブナの巨木で、我々が取った尾根の北側斜面、標高980m付近に佇んでいることが後でわか
った。今回は会えなかったが、次回の課題としょう。1210m付近、北側からの尾根と合流するジャンクションとなっているあたり
からは、ブナの様相が変わった。つまり若いブナでなく、年寄りのブナで木肌が年寄り風なのだ。そのブナの樹氷がすばらしい。
白く円形な頂と紺碧の空が見事に映え、頂上直下の眺めは絵のようだった。

頂上には正午5分前に着く。正午にスノートレッキングを楽しんでいるH氏と無線連絡する約束なので、さっそく無線を飛ば
すが、他者の会話が入っていて、私は割り込むのを遠慮した。(当然のことであるが。)そうこうしているう
ちに女房も到着して、
あらためて頂上からの景色を堪能する。焼山、妙高、火打、名前がわからない純白の山々が360度見渡せる。風が出て
きたので、滑降の準備をして、早々下りにかかる。頂上直下はクラストしている部分があるのを、女房に注意するが早いか、早速
転倒している。転倒を繰り返すうちに女房も慣れてきて、中腹のブナの傍らで、昼食タイムとする。陽が射してきて、ブナ林の中で
の至福の時を過ごす。新雪の滑降練習にもってこいの斜面であった。楽しい時間はあっという間に過ぎていくものである。田茂木
池を横断し、温井の車止には、午後3時前に到着。身支度を整え、O氏らの待つ森の家へと車を走らせた。

 森の家コテージは冷蔵庫、掘りごたつ、電子レンジ、炊飯器、食器類、湯沸しポット、ガス、フライパン等が揃っていてたいへん
便利。寝具も羽毛布団でシーツも清潔であり、これで一人3,000円とは安い。温泉から帰着後、持ち込んだアルコール類で親睦
を深めたのは言うまでもない。


  

記録;HT