奧ノ深谷遡行 (比良・安曇川水系)

日 付 2005年6月26日(日)
山行者 M,Y,S
コースタイム 西南濃総合庁舎P500=坊村町集落730−入渓点830−登山道出合1100/1130
−大橋小屋1200−坊村町集落P1400/1430=大垣1730
奧ノ深谷は比良山脈西面、比叡山の近くにある沢である。登山口の坊村集落には川をはさんで石垣に囲まれた古い神社と不動様をまつった社殿が並び、独特の雰囲気がある。下山後に社殿に立ち寄ったさいに見かけた高札によると、この一帯は比叡山千日回峰の行場のひとつでもあるらしい。

 ここから沢沿いについている舗装された林道を上がっていくと、すぐにゲートに阻まれる。ヘアピンの続く林道を1時間弱歩いて白滝沢出合から入渓。このところのカラ梅雨で水量はやや少ないようだ。

 この沢の印象を一言で言うとスマートな沢である。短い流程の中に渕、連瀑、ゴルジュと、さまざまな特徴のある5〜15m大小17の滝が続く。巻き道も難なく見つかり、ヤブこぎやゴーロ歩きがない快適な遡行が期待できる。ただし、巻き道の岩場には要注意箇所もあるので慎重な行動が必要だ。

 上流の登山道出合には予想より早く着いた。太い丸太を組んだ橋がひっくり返っているので、おとなしく見えるこの沢も雨が集中すれば相当増水することがうかがわれる。ここで早い昼食にし、この後の行動を相談。当初予定していた峠からの尾根の様子について、通りかかったハイカーに聞いたところ、展望もあまりなくそれほど魅力がないとのことだったので、ルート上のポイントである「大橋小屋」を確認した後は登山道をさっさと下山することに決定。2時には車に着いた。

山行記録にもどる