南アルプス 白井(シレイ)沢から鳳凰三山

日 付 2005年8月15日〜16日
山 域 南アルプス
目 的 アルプスの沢で泊りたい。ついでに、鳳凰三山を歩く。
山行者 HT(CL・会計)、KK(食料・車)、MI(記録)
コースタイム 8/15 
HT宅(14日、22:00)→羽島IC⇒岡谷JCT⇒白根IC→芦安P(仮眠、2:30)
→夜叉神峠P(6:00)→白井沢橋下車(6:40)
白井沢出合(7:00)→標高2170m付近幕営地(12:30着、20:00消灯)
8/16 
幕営地(6:00)―稜線(8:15)―鳳凰三山 経由―高嶺―白鳳峠(12:20)
―広河原(14:30)―バスにて夜叉神峠P―芦安P(17:00)→温泉にて入浴
白根IC―HT宅(21:30)
今回の白井沢の計画を聞き、事前に地形図を見て短いわりには高低差があり、結構きつそうだなあというのが、この沢の第一印象であった。実際バスで白井沢橋に下車し流れる沢を見上げたときの印象はまさにそれであった。茶褐色に光るガレ場が急勾配で続くのが見えた。しかしこのガレ場は30分も歩くと無くなり、ここからは小滝の連続であった。途中15m程の滝では左岸側を巻き上がったが、下りるに下りれず今回唯一の懸垂で下降した。

また、ここら辺りから渓相も変わり始め、今までの茶褐色から、花崗岩の砕けた砂が河床に広がる白く明るい沢へとなっていった。これが沢名の由来なのだろうか?

その後も小滝(小滝と呼ぶには失礼なものもいくつかあった)が連続し、直登不可能なものには明確な巻き道がついていた。心配していた天気も快晴となり対面に北岳のバットレスを眺めながらのなかなか快適な遡行であった。しかしサイト地に着くとほぼ同時に一瞬ではあったが夕立に見舞われた。サイト地には、ツェルト2張・タープ1張を設営し、夕方まで昼寝・写真撮影・焚火の準備と、のんびりと贅沢な時間を各自過ごした。 その後は夜中まで雨に降られることは無かったが、夜中のどしゃ降りでは、タープで寝ていた人は横からの雨の侵入で大変だったみたいだ。砂地の上に設営していたこともあって雨水が浸透してくれたのが不幸中の幸いであった。山行目的であるアルプスの沢に泊るは達成出来、眠れない一夜であったが、大満足である。最後に個人的な反省とし、ただでさえ岩(滝及び高巻き)が下手くそなのに今回のように通常より多少荷が増えると一段とバランスが取りにくいと身をもって感じた。下山後、2件の沢での事故記事を見た、また沢中での事故対応の困難さは常日頃強く感じるので、今後日々のトレーニングを大切にしていきたい。

山行記録にもどる