△1067m峰(新穂山?)
日 付 平成17年4月11日
目 的 残雪の稜線を歩く
山行者 TK
コースタイム 自宅 6:30 ➾ 新穂谷林道駐車地 7:40~8:00 ➞ 新穂峠 9:20△新穂 9:55 ➞
△1067m頂11:20~11:40 ➞ 新穂峠 13:20 ➞ 駐車地 14:20~14:30 ➾ 自宅16:10
この山は旧坂内村諸家から県境の新穂峠を経て県境稜線を北にたどった二つ目の三角点の山です。
ここから県境は西に方向をかえて南西にある鳥越峠から金糞岳へと続いています。
山名は滋賀県の人の記録に、一つ目の三角点(点名は新穂)が新穂谷山、二つ目を新穂山と記述していたが、
他の記録もあまり見かけない山なのでこの山名でいいのかどうか?
前日の天気予報では雨らしいが、明け方の空は曇り出かける事にする。
新穂集落まで来ると所々に雪が残っている。(予想外)
新穂谷の林道に入り最後の建物群(倉庫か牛舎のような造り)の先で残雪のため通行止め、もっと先まで入れると思
っていたのに、ここに車を止めて歩くしかない。(周囲の山には雪は殆どなし)
雪は締まっていて沈み込みは少なく歩き易い。
途中、林道上を沢水が流れている場所で残雪は50cm以上あり。
予定より1時間遅く新穂峠に着く。曇り空から青空が少しずつ広がってきて天候も良くなりそうな感じになる。
林道上には雪があるのに新穂峠は地肌が見えている。
県境稜線上には道が続いているが、笹が覆いかぶさっていて掻き分けながらの登りになる。
真新しいテープが随所に付けられているのでこれをたどる。三角点の手前のピーク辺りから雪が出てくる。
稜線を境に西側はほとんど雪がなく東側に雪が残っている。
セッピ状の所も含めて危険が無さそうな雪の上を歩いて△新穂山頂に着く。
直径10mほどが切り開かれて雪上に平坦地が広がっている。(雪がなければ背の低い潅木が一面に広がっていると思
われる)
左手の木の間越しに金糞岳が南北に長い稜線を延ばしている。
岐阜県側は展望がよく、蕎麦粒山、小蕎麦粒、五蛇池、天狗山、その奥に能郷白山、少し離れて小津三山も見えている。
目新しいテープもここまで、この先にも目印はあるが、ピークごとに派生する尾根があるので自分にわかり易いよう
に赤布を付けていく。
稜線上は雪があったり、なかったりとまだら模様だが、笹のない所は踏み跡も良くわかり、歩き易い。(笹の部分は
藪っぽく、なるべく雪上を歩くようにした)雪の部分も良く締まり通状の登山道歩くような感覚で予想外に早く歩け
る。右手前方下に殿又谷の林道が尾根を巻いているのが見える。
この尾根が合流しいているピークが目指す山頂、あと少しで到着する。
この辺りの岐阜県側は植林帯になっているが、まだ背が低く展望が良い。
山頂は航空測量用の白い板が目立つのみで、雑木は雪で覆われているのだろう雪の平坦地が広がっている。
揖斐南部の小津三山、鍋倉、貝月山は雪が少なく緑が濃い。蕎麦粒は良く目立つ山容をしている。
北方の奥美濃の山々を眺めると、まだ真っ白で残雪が多くまだ冬の様相を見せている。
三角錘の整った山容しているのは烏帽子だろうか?
やはり眺めのよい山は居心地がいいが、林道歩きの1時間は大きく下山開始時刻が迫ってくる。
軽く食事をして下山開始、赤布を回収しながら下る。
2ヶ所で直進しやすい尾根があり、そのまま下れば滋賀県側に入り込んでしまう。
赤布で分岐の方向を示しているので間違えることなく歩ける。
稜線上は幾つかのピークを連ねているので、帰りも登り返しが何回もありなかなか楽はさせてもらえない。
峠に到着、又、長い林道歩きが待っている。
帰る頃には気温も上がり、靴の沈み込みも深くなるが、登りに比べれば下りはまだ楽である。
残雪の稜線歩きどころか残雪の林道歩きがこたえた山行でした。
予定時間には帰れそうなので満開の桜見物に池田の大津谷、霞間ケ谷に寄る。
林道の状況 林道上より小津三山を臨む 新穂峠
△新穂 稜線上より金糞岳 稜線上の風景
蕎麦粒山~天狗、奥に能郷白山 小津三山を臨む △1067m峰