十石山(2,525m)山スキー

メンバー;CLTH・KK 

 

<行程>

3/15 岐阜県庁(3:30)−高山IC(東海北陸自動車道)−平湯−安房トンネル−乗鞍高原−白骨温泉スーパー林道料金所P(6:407:00)−コル(7:40)−標高1835m付近(8:40)−十石山(11:4012:30)−白骨温泉スーパー林道料金所P(14:30)−白骨温泉入浴(15:0015:40)−岐阜県庁(18:40)

<概況>

  十石山登山口の白骨温泉に入るには、長野道松本ICで降り、新島々経由か東海北陸自動車道高山ICで降り、安房トンネルを越え中の湯経由で行くかであるが、いずれにせよ冬期は乗鞍高原からしか入れない陸の孤島となっている。 山岳道路であるため、朝早い時間は路面が凍結しており、沢渡手前の下りで一台の軽乗用車が横転していて、あわゆくぶつかりそうになった。運転手にはケガがないようである。

  スーパー林道白骨温泉料金所横のスペースに車を止める。しばらくは林道上を行き、1520mのコルへは夏道に沿って行くが、雪面がクラスト気味で、斜度も急であるので、スキーアイゼンを装着した。コルには、白骨温泉、スーパー林道、十石山等の記載された標識があった。

  ここから1835mのコブまでは、300mの急登である。大汗をかき、1800m付近の緩やかな地形に登りつくと、右に霞沢岳が見える。ここは、東からの尾根との交点であるので、現在地が確認できるポイントだ。最近は、GPSに頼り切っているので、こまめに地形図を読むようにしたいものだ。

  しばらくは緩い地形が続き、1950mからまた急登となる。天気もピーカンで、湿気がある雪なので、シールに雪が付着しダンゴになる。ワックスを塗ってみたが効果がない。1時間ほどそのような状態が続いて、足に重しを付けているようだ。 防水スプレーをシールに吹きかけておけば良いらしい。 丸みを帯びた十石山の頂上が見えてきてからも、頂に辿り着くまで、かなりの時間を要した。

頂上からは大パノラマだ。 前穂から奥穂高につながる吊り尾根が印象的だ。笠ヶ岳は真っ白である。さらには、乗鞍の山塊が圧倒的に迫ってくる。我々だけでこの景観を独占していて、気分が良い。風もほとんど無い。

20分ほど頂上にいて、下りにかかかる。頂上から150mほどの下りは、絶好のコンディションだったが、すぐに重い雪となった。急斜面は、斜滑降でやり過ごす。下の急斜面は沢筋をトラバースしたが、表面の雪層が崩れて、崩れた雪と共に流されそうになったので、再度尾根筋に戻った。

コルからは、少し登らなければならないが、林道を降りることとした。車に辿り着いたのは、まだ午後2時半だった。そこから、少し下った泡の湯旅館の外湯に入った。ここのお湯は、入浴剤でごまかしているのではない、本当の白濁した硫黄泉だ。温度がぬるめだが、身体の芯まで温まった。

東海北陸自動車道の大和から郡上の間が、少し渋滞していたが、ノンストップで岐阜県庁まで走った。

今日はまったく春の陽気で、ボチボチ山スキーシーズンは終わろうとしている。でもまだ数回は行きたいものだ。