2009年 5月5日 北海道有珠山・西山山菜山行
来年、大垣労山発足40年になります。国内の記念山行として北海道の山を
考えていますが、下見を兼ねて山の先輩である登別山岳会のF氏を尋ね、彼の
遊び場である西山に山菜を求めて入山しました。 西山は、平成12年3月に噴火
したことであまりにも有名な山です。
↓西山火口群散策
西山火口湖。向こう側の谷間が70m隆起したため窪地に水がたまり沼となった国道230号。
下り坂が上り坂になってしまった。
平だった町道が70m隆起。段々になった道路は正断層の落ち込みで生じた地溝で大地の著しい
隆起のために地表が引っ張られて割れ、陥没してできた。
噴火口近くの菓子工場や民家も火口の隆起と火山灰などによって倒壊したり、大きく傾いた。
屋根は噴石の直撃を受け至るところに穴があいていた。
看板には隆起で出来た正断層群の活動により、ボックスカルバートが7m隆起したと書か れていた。
↓山菜山行
↑一般に見られる○○草 ↑白い花の○○草
いざ、山菜装束のF氏と西山へ。 ↑あずき菜(ユキザサ)です。
↑↓食べごろのタランボ(タラの芽)がたくさんとれましたが、必ず半分は残しておきます。
時期が早いかな?と思っていましたが、山ウドも採れました。
西山の頂上までは山菜を取りながら1時間30分かかりました。かなりの急登でしたが、水蒸気の
噴煙を上げている有珠山が圧巻です。
100年に4回噴火しているためか、この辺りの地価 ↑あずき菜はさっとゆでて冷水に付け醤油を
は○○、○○○円と驚くべき安さです。 かけたり胡麻和えにして食する。
最後に、オオアマドコロという山菜が採れました。
北海道の山菜の代表と言えばギョウジャニンニクです。アイヌ民族が古来から料理や祭祀、薬用
などに用いていたことからアイヌネギ(アイヌ語: キトピロ、プクサ)と呼んで親しんできたが、アイヌネギ
の呼称はアイヌ差別にあたると主張する意見が聞かれたことから、標準的な和名であるギョウジャニンニク
もしくはヒトビロと呼ばれることが多くなった。現在では、アイヌネギの呼び方に差別的な意図はないとされて
いるので、アイヌネギとしても呼ばれだした。F氏の庭にはアイヌネギが移植されており、卵とじで美味しく
頂きました。