静ケ岳・銚子岳(標高1088m,1019m

日 付   平成17316

目 的   鈴鹿主稜線のまだ行っていない山に登る

山行者   KT

コースタイム   自宅 5:00  青川峡駐車地 6:10~6:25  手堀トンネル

      7:15  遠足尾根合流点 9:00  ホタガ谷道合流 9:15

      県境三叉路 9:35  静ケ岳 10:40  銚子岳11:40~12:00

       治田峠 12:40  青川峡駐車地 14:05~14:30 

      自宅 16:40

 


この二山には三重県側からは直接に登るルートはなく宇賀渓、又は北側の治田峠への登山道から鈴鹿縦走路に入り登る事になる。
往復ルートもつまらないので青川峡から南にある遠足尾根に登り,宇賀渓からのホタガ谷道の上部に合流すれば、後は登山道もあるので(但し雪道なので踏み跡があればわかりやすいが)周回コースで歩けるはず。

2月末に一度トライしたが、積雪で登山道がわからなくて治田峠の取り付き点を見落として別の沢へ入り込んでしまう。

渡渉を繰り返すうちに滑って膝まで水没、取り付き点だけ確認してあえなく中止、今回再度出かけることにする。

登山口のはるか手前、青川キャンピングパークの奥で林道にバリケードがあり車はここまで、折り畳み自転車を取り出し林道を登山口に向けて走り出す。

休憩コバと名札が付けられた広い空地が元々あった駐車場だが、今はここまで徒歩で30分はかかる。

ここにもバリケードがあり登山口は林道を少し登ったカーブの所、休憩用のベンチがある。

ここから青川に下り川原を歩く。

3箇所の渡渉地点に丸太橋が渡され、その先、石の砂防ダムの左岸を巻き広い川原歩きになる。

治田峠への取り付き点は右岸の目印のテープの先に指導標があるが、土砂で埋まり30cmほどしか見えないので川原を歩いていたら見落としてしまう。

右岸の道に入り高度をあげていくと手掘りトンネルに着く。

少し手前、尾根に取り付く踏み跡を見つけ、この道をたどり尾根芯に出る。

(鹿の足跡ばかり、この辺りは鹿が多いのか数頭見かけた。カモシカも鈴鹿で見かけたのはここが初めて)

尾根伝いに明確な踏み跡(登山道かも)があり、下生えのない樹林は見通しもきき、急登だが気持ちの良い歩きが出来る。

標高700m辺りから雪がまだらに付き滑りやすく歩きにくくなる。

1箇所、急なガレ場があり慎重に通過、

その先は雪の斜面、木立はあるものの何処でも自由に歩けて、しかもツボ足でも沈み込みが少なくて楽に登れる。

遠足尾根合流、トレースが縦走路へと続いている。

霞んではいるが、展望も良く、気分の良い雪原歩きが楽しめそう。

左手下部の斜面にはホタガ谷道のトレースも見られる。

正面の斜面を登り県境三叉路に着く。

トレースは竜ケ岳へと続いていて静ケ岳(鈴鹿縦走路)方面は何の痕跡も無い。

指導標の道は暫くトラバースしていてセッピの下を歩くように思えるので尾根上に出て稜線をたどり下っていく。

登り返して分岐を左手尾根に入る。

尾根上部は木立が少々ウルサイ、山頂付近は切り開かれて竜ケ岳方面の眺めが良い。

一旦分岐まで戻り右手尾根へと乗り換えて銚子岳方面へと下る。

ここら辺りは稜線がわかりにくくなっているが、(雪で縦走路は判別できない)所々にある目印が助けとなり稜線を間違えることもなくたどることが出来た。

最後の難関、銚子岳への急登が始まる。

溝道の雪はズルズル滑り疲れてきた体にはキツイの一言、何回も休みながらようやく山頂の一角に到着、山頂は県境から北西へ300mほど入った所、何の表示もない狭いピーク、北から西にかけて展望がある。

藤原岳から御池岳の稜線が良く見える。

かねてから行きたいと思っている土蔵岳も昨年行った天狗堂もここから眺められる。

県境まで戻り稜線を治田峠へと下る。標高が低くなるにつれ雪も少なく、滑りやすくなってきたので慎重になる。

治田峠はこのまま稜線をたどれば藤原岳、西に下ると廃村の茨川、東に下ると青川峡に出る。

雪で下る道がわかりづらいが、地図上ではトラバースして右手尾根芯に合流するので道らしき所を歩き溝道に入る。

尾根から沢へ降りる辺りがわかりにくい。

沢に出て下るうちに目印を見失う。

そのまま歩き続けてゴルジュに出くわす。

その先は滝のような感じ、地図で確認すると登山道が尾根へと上がっている所がある。(たぶんこの場所がそうだと思う)

引き返して右手尾根上に登り返すと登山道に合流、これをたどる。

丁度、ゴルジュの岩の上辺りに日ノ岡稲荷の社が祭られている。

尾根上から沢へと道が続き、対岸に手掘りトンネルが見える。

渡渉して仮設の滑りやすい階段を登りトンネルをくぐって、朝来た道を戻る。

  

   治田峠登山道入り口              渡渉点の丸太橋              手堀りトンネル

        

  支尾根の風景           遠足尾根より御在所方面            県境三叉路付近より竜ケ岳を望む     

       

 稜線より静ケ岳を望む            静ケ岳山頂                   稜線より銚子岳を望む

    

  銚子岳山頂                治田峠                       遠足尾根の風景               

              中央にカモシカが見える