高室山(標高818m)途中退却
日 付 平成17年12月10日
目 的 鈴鹿北部の低山を歩く
山行者 TH
コースタイム 自宅 5:50 ➾ 上石津、時山林道駐車地 6:50~7:05 ➞
五僧峠 7:40 ➞ 保月集落 8:40 ➞ 高室山手前植林作業小
屋折返し地点 10:30~10:50 保月 12:10 ➞ 五僧峠 13:20
➞ 駐車地 13:40~14:00 ➾ 自宅 15:30
計画を作成したときは雪など想定していなくて高室山、鍋尻山の2山を登ろうと思っていたのだが、この時期にずれ込んでしまい今週始めに雪が降ってしまう。
長い林道と鉄塔巡視路の縦走路、果たして歩けるか?
伊吹山は真っ白だが、下の方までは積もっていないもよう。
現地の状況はどのようになっているのか?行ってみるしかない。
上石津町時山を過ぎて工事中の林道に乗り入れる。(来年3月末まで工事予定)今日は土曜日、早朝のため作業はしていないが、休みではないだろうから工事現場のかなり手前の路肩(駐車スペースあり)に駐車、林道を奥へと歩き出す。(道路に雪はなし)
ガードレールを乗り越え沢筋に下る。沢の分岐より左手の沢を五僧峠に向けて登りだす。
次第に雪が目に付くようになり峠では積雪10cmほど、峠からは林道が下の権現谷林道へと続くが遠回りなのので、近道の地図上の破線の道を下る。丁度、保月に向かう林道の橋に出る。
風穴の在る河内方面の林道は除雪されているが、保月方面はそのまま、林道歩きから雪道とは予定外のこと、何処まで行けるだろうか。
保月までは登りの林道、切り開きの山側は切り立った崖が多く落石があちこちに見られ、しかも今にも崩れそうなひび割れが目に付く。
山側斜面を気にかけながらの歩行が続く。周りの斜面がなだらかになってくると先にお寺の鐘付き堂が見えてくる。保月の集落に到着、廃村になっていると聞いているが、人が住んでいてもおかしくないほど保存状態は良好、根尾の越波のように夏場は帰って来ている人がいるのかも?お寺の軒先を借りて暫く休憩、車を離れてから初めて腰を下ろす。ここから南に入る道が鉄塔巡視路の入り口、雪で覆われて道かどうかわかりにくいが、続いている。
そのまま進めばお墓に突き当たって行き止まり。
少し手前に巡視路のマーク、道を探して周辺をウロウロ、それらしい感じのところをたどり先へと進むと山腹を巻くように道が続いている。
地肌が所々見えているほどの雪の量、このまま進んでも雪崩は心配しなくても良いだろう。
最初の鉄塔に到着、この先に三塔続いて見えているが、登り下りが続き、かなり遠い、そこから南に延びる尾根の向こうに目指す高室山の山頂が一部見えている。雪道をあそこまで歩くのかと思うと気がめいる。いっそ引き返して保月集落の近くの鍋尻山に登って帰ろうかとも思ってみるが、時間もまだ早いので行ける所まで行って帰りは林道を保月に向けて帰ればよいと思い直す。(先へ進めば4番目の鉄塔から西の林道に下るしか帰る方法がない。登り下りを繰り返して帰るほど体力も時間も余裕が無い)
雪に覆われていても鉄塔巡視路はたどれる程度にはわかる。(鹿か猪が歩いた足跡をたどればおおむね間違いはなさそうなので大助かり)
巡視路に入って4番目の鉄塔に到着、植林の尾根を南に登れば3つ先のピークが高室山だが、距離にしてまだ1km以上ある。疲れてきたので今日はここまで、もう登る気力が無くなった。
植林内の巡視路を下り林道に出る。反対方向だが南に行けば高室山の取り付きがあるかと思い行ってみる。
高室山の山裾辺り、植林作業小屋の所で林道の分岐がある。
左手が山腹の上部に入り込んでいるように見える。これ以上登るも無理、ここで保月に向けて帰ることにする。
下りの林道は雪があっても楽でいいのだが、杉坂峠からの林道が合流した辺りから保月集落の手前まで長い登りが続きいいかげん嫌になる。こんな雪道の林道を走った車があり轍をたどると多少なり楽が出来る。
今期初めての雪の山、体力がないのか、体調が悪かったのか、疲れた〜。2山も欲張って計画しておきながら1山も登れず残念、また、春先にでも雪が無くなってから出かけよう。
保月集落 稜線の向こうに高室山が見える 五僧方面
微かに鍋尻山が見える 進路変更地点の鉄塔が見える 保月の鍋尻山登山口
霊仙南西尾根 権現谷林道、保月への分岐