四ツ岳 山スキー(乗鞍山塊)

2019年3月9日

記録

メンバー

T橋(♂)、I藤、H川、引越しのS、T本

コースタイム

3/9平湯温泉野営場 5:50 - 標高1,450m付近 7:10~9:30(スキー板回収等)- 平湯温泉野営場 10:30

現地の状況など

今朝の放射冷却で、北斜面はバリバリのクラストしている部分があった。平湯野営場駐車場に着いたとき、寒すぎて顔や指先が痛い。温度は-8℃。

感想、その他の情報

雪面が上記のような状態なので、各自クトーを着けるなり、板を担ぐなりして対処したが、尾根に上がるとさらにクラストした雪面が出てきた。クトーがあまり効かずキックターンをして方向転換した時、バランスを崩し転倒・滑落。急斜面を30mほど流され、必死に立ち木を捕まえ止まった。後1m流されていたら急な崖から転落していただろう。尾根に登り返すにも足場が不安定で、スキー板を外すのも難儀した。ウィペット(ピック付きストック)も1本手元にない。ここは冷静になれと自分に言い聞かせ、スキー板を現地に仮置きし、荷物を担いで時間をかけて尾根に登り返していると、仲間が来てくれた。I藤君の会社の先輩が、7mm×30mのザイルを持っていたのでそれを借りた。僕は立木にビレーを取り、ザイル操作をI藤君と一緒にしてI藤君がザックのサイドに板を付け回収してくれた。流されている間、立ち木に胸を強打して一瞬息が出来なかったが、幸い骨には異常がなさそうだ。ルート取りを誤って急斜面側を登ったことと、加齢によりバランスも悪くなっている。板を担いで慎重にステップを切って登るべきであった。(T橋)

写真