アイルランド・ケルト紀行

2016年5月9日~5月20日

メンバー;T橋(♂&♀)、O井(♂&♀=会員外)

記録

コースタイム

5/9~5/20詳細は、上記行程表を参照してください。

現地の状況及び感想その他

  • アイルランドへの思い入れは、古くは「ダーバヴィル家のテス」(舞台はイングランド)を読んだ中で、古代の巨石遺跡が出てきて、それが多く点在するアイルランドという国に興味がいった。また、映画「ライアンの娘」の舞台であるモハーの断崖、小説「アンジェラの灰」の舞台であるリムリック、U2の「サンディ・ブラディ・サンディ」、はたまたケルト音楽、ゲール語、・・・云々。
  • 60歳で会社をリタイアしましたが、有給休暇が30日分まだ未消化なのを使って、女房、山岳会の先輩のO井夫妻を誘って、アイルランドケルト紀行と名を打って行ってきました。
  • 事前に、国際運転免許証を更新し、レンタカーで回ってきました。レンタカー会社でのやり取りにてこずるかな と思っていましたが、窓口の人が翻訳アプリを使って手際よくレンタル手続きが出来ました。
  • 同じケルト系の国であるスコットランドとは、違う文化や社会に少しでも触れた気持ちになり、幸せな旅行でした。以下、写真で詳細を掲載します。

写真

5月9日;中部国際空港~ヘルシンキ~ロンドン~ダブリンとフィンランド航空、エアリンガスで移動。ダブリン空港近くのクレイトンホテルにチェックイン。

寝酒です。
朝食

5月10日;ダブリンから、世界遺産である紀元前の墳墓群、ニューグレンジに向かった。ビジターセンターからバスでKnowth(ノウス)とニューグレンジを見学しました。夜は、ダブリンのテンプルバーのホテルから、リフィ川沿いのアーリントンホテルで、ケルトミュージックとリバーダンスショー付きのディナーを頂きました。

ボイン川(一度聞いたら、絶対忘れません) 
ここは、世界的にも有名な先史時代(文字を使用する前の人類の歴史)の遺跡です。
ガイドさんが、熱心に説明してくれたが、我々の英語ヒアリングでは、ほとんど理解できなかった。
有名な、巨石に刻まれた渦巻き模様と菱形紋様
ちょっとしたピクニック気分です。
ダブリンの街並みを散策して、ディナーを頂いた。↓
本場のギネスの黒ビール。飲みたかったんです。
見たかったんです。本場のリバーダンスを。

5月11日;ダブリンからリムリックを経由して、キラーニー国立公園へ。レンタカーでドライブ。この国は、右ハンドルの左側通行で、日本と同じ。ただ、日本には無いラウンドアバウトという交差点があります。 

ブルームズホテル 
ロス城
キラーニーの湖から、明日登るカラントゥ-ヒル山が見えた。
キラーニー国立公園内は、巨木が多かった。  
明日の登山に控え、B&Bの庭で、くつろぐ。
キラーニーの街を散策後、ディナー
量は多いが、味は大雑把でした。

5月13日;キラーニーからリムリックを超え、モハーの断崖、バレンの巨人のテーブルを観光。

モハーの断崖は、映画「ライアンの娘」の舞台となった場所です。
バレンとは、ゲール語で「石の多い場所」を意味します。ここには、「巨人のテーブル」と呼ばれるドルメンが必見です。
ドルメンとは、太古の民族が自然石を立てたものです。
リムリックの街を散策、ディナー。リムリックのペリー・スクエア周辺は、小説「アンジェラの灰」の舞台です。
シャノン川

5月14日;リムリックからゴールウェイ、ロッサヴィールからフェリーで、アラン諸島に「イニシュモア島」に渡りました。

若い男女(ハイスクール?)の団体客と共に、レンタサイクルで島を回りました。
断崖に建てられた古代要塞のドン・エンガス  断崖の海に、ホエール(クジラ)が泳いでいました。
今晩は、黒ではなく、ブラウンを頂きました

5月15日;リムリックからコネマラ国立公園、カイルモア修道院と観光しました。明日登る、ムィールレア山の下見も実施。

↓  車窓からの景色が絶景
ダイヤモンド・ヒル  
コネマラ種の馬
我々も途中まで上りました
ダイヤモンド ヒル 中腹からコネラマ山脈の眺め
ワラビは至る所に有りました
以下、カイルモア修道院、教会、ガーデン 
ゴールウェイの「アンジェラズ B&B」 に宿泊。 街には、若者と音楽が溢れていました。
B&B に掲げられていたポートレート。多分、宿の若い頃のご夫婦。

5月17日;ウェストポートからクロンマックス・アスローン、ダブリンと西から東へ横断。

アスローンのお城・教会
以下、クロンマクノイズの画像。ここは、初期キリスト教修道院跡。聖キラアンが545年に、この地に教会を
  立てた。以後、バイキングの襲来を受け、12世紀ごろから衰退。1552年に、イギリス軍に占領、略奪された。
  ハイクロスとラウンドタワーが特徴。
オコンネルストリート沿いにダブリンの街を散策。その後、ディナー。
五つ星ですね。

5月18日;ダブリンからキルケニー、グレンダーロッホ。キルケニーは、中世アイルランドの中心都市であった。

グレンダーロッホは、六世紀に聖ケヴィンがこの地で修行したのが始まり。バイキング来襲時には、深い森に
 守られ破壊を免れたが、その後ノルマン人、イギリスに支配され衰退した。以下、
アイルランドでの最後のディナーは、ホテルの部屋で頂いた。食材は、街のスーパーで買った。

5月19日;帰国日。午前中、ジョイスタワーを訪れた。

この時期に、海で泳いでいる人がいました。ジェイムス ジョイスの小説「ユリシーズ」の中にも、タワー近くの海で泳ぐ場面が書かれていた。
君たちも泳がないか と声をかけられた。
ジョイスタワー;フィネガンズ・ウェイクやユリシーズ等、難解過ぎてさっぱり理解出来ないのに、何回も挑戦している私にとって、訪れたい所No. 1でした。
ジョイスタワー(マーテロー塔:イギリス軍がナポレオンの侵略に備えて1804年に建造。ジェイムスジョイスも6泊したといわれている。)
たしかジェイムスジョイスの妻?
デスマスク
以下、映画のユリシーズからのスナップ写真だと思います。