黒部五郎岳(2,839.7m)・北アルプス

2022年8月28日から30日

記録

メンバー

K島

コースタイム

8/27~
8/30
27日 1300自宅→1800新穂高P
28日 224新穂高P→1055双六小屋→1354三俣蓮華岳→1541黒部五郎小舎
29日 518黒部五郎小舎→943黒部五郎岳→943黒部五郎小舎→1258三俣蓮華岳→1420中道稜線分岐→
   1534双六小屋
30日 614双六小屋→740鏡平→1101新穂高P→1630自宅

現地の状況及び感想その他

  • 双六小屋を過ぎてからの道のりが想像以上に長かった。黒部五郎小舎泊まりで翌日には新穂高に戻ろうと計画していたが、とても無理だということが歩いているうちにわかった。三俣蓮華岳の上で携帯が通じたので承認と緊急連絡先のT橋(♂)さんにラインを送り、29日は双六小屋に泊まる予定であることを伝えた。一歩間違えれば大変なご迷惑をおかけするところだった。とても反省している。
  • 黒部五郎小舎には13時間の山行の末にへとへとで到着した。夕食後にはすぐに寝てしまった。
  • 翌朝は4時半に起き、5時に朝食をとり、すぐに黒部五郎に向けて出発した。カールの中の気持ちのいい道を登り、山頂にタッチしてすぐに下山した。
  • 黒部五郎小屋で預けておいた昼食を受け取って三俣蓮華岳へ向けて長い長い道を引き返した。ただ今日は双六までなので気が楽だった。
  • 2日目に新穂高まで下るなどと言う恐怖の計画をつくってしまったのはヤマレコを見たことが原因である。ヤマレコに載せている人にはいろんな人がいる。中には野球で言えば大谷翔平級もいるかもしれない。大谷ほどでなくても高校球児と自分を比較するのはとんでもない間違いだ。ヤマレコの記録を参考にするときは本当に注意が必要だということを考えながら歩いた。
  • ともかく二日目は双六までということでのんびり歩いた。ありがたいことに天気はまあまあで黒部源流部の山々がよく見えた。双六小屋は結構混んでいて、遅く着いたこともあり夕食は第2グループだった。「笠ヶ岳」という6人部屋はすべて埋まっていた。夜は方々からいびきが聞こえた。いびきの大合唱とはこのことかとこの年になって分かった。
  • 三日目は朝から雨だった。天気予報では午前中は曇りのようだったが、外れてしまった。今日は下るだけなのでのんびりと用意をし、カッパを着て出発した。こんな天気なので登ってくる人は少なかった。
  • 黒部五郎に登った時に話をした幕営装備の若者は、西穂から入り、奥穂から大キレットを通り、そのあといったん上高地に降り、その後常念、槍、双六と来て、最後は立山に降りるとのことだった。10日間ほどの予定だとのことだ。こんなすごい人もいるのだなと思った。
  • 双六小屋で隣になった71歳の男性は、千葉の人なのだが、20日間ほどの単位で年に何度か遠出して車で寝泊まりしながら基本的にピストンで日本中の山を登っているのだそうだ。年に80座ほどだとのこと。岐阜の山も予定にあるそうで、猪臥山や白木峰、金華山の名前もあった。車での遠征中は基本的に市販の弁当を食べるのだが、野菜不足を補うためにキャベツを買ってかじっているとのこと。この人もすごいなと思った。

写真