針ノ木岳・北アルプス

2023年4月29日

記録

メンバー

タッキー部長、他一般1名

コースタイム

4/29扇沢駐車場7:00→大沢小屋付近8:00→マヤクボ出合10:00→コル12:00→針ノ木岳13:00/13:40→マヤクボ出合14:20→大沢小屋付近15:00→扇沢駐車場15:40

現地の状況及び感想その他

  • 針ノ木岳には過去2回山スキーで挑戦するも、山頂の南東側のコル、北側のコルで時間切れとなっていたため、以前所属していた会の友人を誘って3度目の正直を狙って挑戦しました。
  • 無料駐車場は上側が満車だったので、時間節約のため有料駐車場(1,000円)に停めました。扇沢には黒部、立山に行く観光客も多くいました。
  • シートラでスタートし、1570m付近でシール登行に切り替えました。デブリ地帯に突入するも、大きな障害はなく、トレースもはっきりしていてあまり苦労はありませんでした。マヤクボ出合でエネルギー補給休憩を行い、少し早いとは思いましたがこの後の急登に備えてシートラに切り替えアイゼンを付けて登行しました。先行者のステップも残っており、板は重いものの登って行けました。前回(2019年5月6日)では、ザラメ状の急登をシール登行するのに苦労したのですが、今回はよく締まっていたのでシール登行も可能だったかもしれません。
  • 針ノ木の北側のコルで絶景を見ながら小休止。針ノ木へは、浮石と雪のミックスや急登のトラバースなどシートラのやや不安定な状態では難関でした。
  • しかし、山頂に着くと今までの疲れが吹っ飛ぶ北アルプス全貌が見えるような絶景が広がっていました。贅沢な絶景を見ながら昼食を取り、名残惜しみながら南東側のコルに向かって下山にとりかかりました。
  • 少し降りたところでこの後にも急斜面があると分かっていましたが、滑走できるだろうと板を履きました。実際に行ってみると絶壁のように見えて悩んだ末、少し回り込むような感じで斜滑降、トラバース、キックターンを駆使してコルまで降りることができました。
  • コルからの斜面は、一部に重い雪がありましたが気持ちよく滑ることができました。もう少し後になればザラメも期待出来るのではないでしょうか。
  • デブリ地帯は、左右の斜面や隙間を狙って滑ったので、コントロール不足で突入してしまったこともありましたが、あまり苦労はありませんでした。
  • 30人以上は入山していたと思われますが、登山者も10人近くいたように思います。

写真&動画

扇沢駐車場

沢の左側を登行 最初はシートラ

爺ヶ岳をバックに気持ちよくシール登行

先行者が小さく見える

デブリ出現。右側を登行する。

針ノ木岳北側のコル(針ノ木岳とスバリ岳間)直前

ゴジラの雪形(スバリ岳)

乗越より:右から剣岳、別山、立山、浄土山、五色ヶ原 &黒部湖 

コルから山頂へ

ガレ場に雪のミックスの難所

針ノ木岳山頂到着!

北方面:爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬三山、雪倉岳、朝日岳の後立山連峰

その後方には雨飾山、焼山、妙高山、高妻山、戸隠山

槍ヶ岳を中心に左側が穂高連峰、西岳、大天井(半分)

右に乗鞍岳(雲がかかっている)、野口五郎岳(半分)

東側も急登だが、こちらは雪がしっかりついているので北側より安全

無事下山