イムジャツェ(6,189m)・クンブヒマール

2023年11月9日から11月11日

記録

メンバー

T橋(♂)、現地クライミングガイド(Dhankumar Tamang)

コースタイム

11/9

11/11
11/ 9:チュクン8:30-11:35アイランドピークBC(5,080m)
11/10:アイランドピークBC(5,080m)9:00-11:00アイランドピークハイキャンプ(5,450m)
11/11:アイランドピークハイキャンプ(5,450m)1:00-7:10アイランドピーク7:25-17:30チュクン

現地の状況及び感想その他

  • クーンブヒマール最奥の村チュクンから3時間歩き、標高5,080mのアイランドピークベースキャンプに着いた。ここで、装備の確認やユマーリングや懸垂下降のチェックを行った。
  • 翌(11/10)に、標高5,450m地点にハイキャンプを設営してもらった。アイランドピークを登る人の大半は、ベースキャンプからのピストンですが、欧米人の体力とスピードにはとても及ばないのが分かっているので、ハイキャンプを午前一時出発として、持久力の勝負で挑みました。ハイキャンプには水場が無く、ポーターやガイドさんたちは、往復2時間ほどの氷河末端まで、氷を取りに行ってくれた。感謝‼。(この水場探しで、彼らは水晶をたくさん拾ってきた。)
  • 11/11の午前1時にハイキャンプを出発。今回、高度順応は上手くいっているらしく、高山病の症状が出ていないのが救いだ。クラポンポイントまでは、岩場を標高差400mほど登るか?クラポンポイントから上はカチカチの氷、頂上直下は約45度の岩と氷の壁をユマーリングで登る。この動作が体力を消耗させる。何度も雪面に首を垂れ、深呼吸をする。そうこうするうちに、頂上に至るナイフリッジにでる。紺碧の空に頂上が見える。ゆっくりと確実に歩を進める。7時、頂に到着。ローツェ南壁が圧倒的な存在感。遠くにマカルー西壁。感無量。
  • 18時間行動で頂上に立ち、安全な村まで降りてきました。完全燃焼しました。でも、また行きたいなという気持ちが湧いてくるのはどうしたことでしょうね。
  • 今回は晴天に恵まれ、クライミングガイドのダンさんや、ハイキャンプまでテント、装備を担ぎあげてくれたポーターさん、20日間一緒に行動してくれた友、皆さんのおかげで立てた頂上だと思います。ありがとうございました。

動画&写真

11月9日 チュクンからアイランドピークBCへ

チュクンのホテルから見える山々

BCの近くには、氷河湖が

プモリが顔を出した

11月10日 アイランドピークBCからアイランドピークHC

11月11日 アイランドピークHCから頂上、下山してチュクンへ。18時間行動でした。

午前1時に出発